ハゲでオタク。離島在住者のブログ
2006-06-05T21:43:10+09:00
hageota
ハゲでオタクな離島在住者の生活
Excite Blog
嫌われ松子の一生
http://ritota.exblog.jp/3697726/
2006-06-05T21:43:10+09:00
2006-06-05T21:43:10+09:00
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hageota
映画
その場をしのぐために、行き当たりばったりの行動を繰り返し、どんどん落ちていく姿が悲しい。
なぜこんなに痛々しいのだろう?
一つの手段が効果をを持つと、それが無効になるまで繰り返す姿。
多分それが、自分の子供の時の姿を思い出させるからだろうか。いや、少なくとも自分はそうなんですよ。
もう、それ、効果ないから
お父さんを笑わせた一発芸も。
自分のカラダも、テクニックも。
一途な思いさえも。
全部、使い減りさせて、それでも誰かに縋ろうとする姿が痛々しいんだろう。
なんでそんなに他者に依存しようとするのか?
あきらめろ。あきらめてしまえ。
そうすれば、楽になるから。
でも、楽になったけど。なにか足りない。
足りない分は、酒と薬で補う。
それでも足りない。
そして、その足りない部分を見つけ出したってとこで、彼女が死んでしまうって構成は、あまりにも可愛そうだった。
しかし、それ以外にオチのつけようがなかったのかもしれない。
なんつーか、抑圧しようとするものからの解放をテーマの一つにしてるような気がしたのだ。
それをテーマにすると、映画の中ででも一つの解答を示してしまうと、それが新しい抑圧になるかもしれない。だから、こうするしかなかったのだろうか?それなら仕方ないかもしれない。
しかし、なんなんだろうなぁ。彼女に感じるシンパシーは。
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ウェルカム・ドールハウス(トッド・ソロンズ監督)
http://ritota.exblog.jp/2310642/
2005-10-12T22:24:23+09:00
2005-10-12T22:31:39+09:00
2005-10-12T22:23:41+09:00
hageota
映画
ヤハリ、ネタバレに関しては、ちゃんとしないとダメなんだろうか?>めさめさネタバレしますので、
ご注意を。
最近、この前、「終わらない物語 アビバの場合」を見てから、トッド・ソロンズ監督に興味を持った。
面白いかどうかはわからないのだが、興味は持ったので、過去の作品を見ることにした。
なんつーか、ダメ人間には色々身につまされる話ばかりで、まいった。でも、どれも、
非常に良い作品でした。
・ウェルカム・ドールハウス(トッド・ソロンズ監督)
主人公のドーンちゃんは、いじめられっ子の中学生。
上の兄貴は頭が良くて、下の妹は可愛くて愛想が良い。自分は、父からも母からも、
相手にされていないような気がする。
学校でも、みんなに一目置かれたいけど、それほど可愛くもなく、頭が良いわけでもない。でも、
自分を「みんなに認めて」欲しい。でも、どうしたらいいかわからない。
鬱屈した毎日。
変わらない明日が、またやってくる絶望。
早く別の何かに変わりたいのに、学校生活は遅々として進まない。
中盤、ドーンちゃんは二人の男に想いを寄せる。
一人は兄の同級生。兄のバンドのボーカル。歌のうまい、誰とでも寝る男前。
一人は同級生のいじめっ子。「レイプしてやる!」と脅迫されてから、二人っきりになる時間が増え、
少しずつお互いに理解し合えるような雰囲気になる。
しかし、彼女は非常に煮え切らない。側にいる方に気が向くかと思えば、
今はいない方へと想いを募らせたりする。
どっちが好きなのか?実はそんなことはどうでもよかったのだ。
自分で何者かになれるという希望のない彼女には、
外からの自分を変えてくれる存在であればなんでもよいのだから。誰とでも寝る男だろうが、自分をレイプしようとする男であろうが。
セックスすることで、なにか違うものになれるかもしれない。
多分、これが最後の拠り所ってくらい、
彼女は切羽詰まっていたのではないだろうか?
しかし、ドーンちゃんの望みは叶えられず、二人の男はそれぞれの事情で町を去ってしまう。
一緒に駆け落ちでもすれば、「変わらない日常」からは脱出できるかもしれない。しかし、彼女はそうしない。そこまで、
夢を見ることができないし、なにより、今持っているもの(家族とか、保護者が保障してくれる生活とか)を失いたくないからだろう。
二人の男性が去った後。ドーンちゃんの家族に大事件が起きる。
妹が誘拐されてしまうのだ。(きっかけは、ドーンちゃんの些細な意地悪)
「もし妹が死んでしまえば」
これは、禁断の夢想ではないだろうか? 兄弟姉妹がいれば、一度は考えることだとは思うけども。
状況が状況だけに洒落にならない。
妹が死ぬことで、絶望の淵に叩き落とされる家族。それを支える健気な自分。
やっと認めてもらえる自分。
それらを一通り夢想したあと、彼女は妹を捜しに旅立つ。手がかりは特にない。
ロリコンビデオに出ているとか、些細な噂にすがり、妹の情報を求めて、都市を彷徨うだけ。
妹を見つけてくれば、この事件を自分で解決すれば、みんなが自分を認めてくれる。彼女にあるのは、
そんな夢想だけ。具体的な方法も何もない。ただ、ただ、自分に都合のいい夢想だけにすがり、行動するだけ。
結局、妹は近所のロリコンオヤジに監禁されていたのだが、無傷で家に戻ってくる。
これほどの事件が起こっても、また明日が来るのだ。以前と何も変わらない毎日が、
明日からも続いていくのだ。変わりたくて変わりたくて仕方がないのに、狂おしいほど何も変わらない。彼女の絶望は如何ほどだろうか。
ドーンちゃんの綴りは「dawn」なんだろうか?夜明けという意味の。
希望に満ちあふれた、美しい名前。しかし、自分自身で、価値を見出せない、
変わることができない人間には、それも絶望でしかないのかもしれない。
また、今日と変わらない明日が来る。
自分では変わることができないのだから、いっそ・・・・。
ダメ人間には身につまされる話でした。
他にもダメ人間にはちょっとクル作品
妄想代理人
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お引っ越し
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2005-10-12T21:08:53+09:00
2005-10-12T21:08:03+09:00
2005-10-12T21:08:03+09:00
hageota
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心機一転がんばります。]]>
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